タムラノ駄。

音楽のはなし(動画投稿/ギター/DTM/機材関係)

BluesBreakerクローンの製作③

どうも!気がついたら7月が終わりました。tamuranotaです。

 

続きです!

前回

BluesBreakerクローンの製作② - タムラノ駄。

 

ケースの塗装

手元に黒のスプレー缶しかなかったので黒ベースに青文字で本家っぽくやってみようと思います。

 

塗装の前に表面を#400の紙やすりで研磨して、穴をマスキングテープで塞いでおきます。

 

非鉄金属用のプライマー→黒のラッカーの順に塗装していきます。

黒のラッカーを1回塗ったあとに一度軽く#1000でホコリとかデコボコをならして、再度黒を塗ります。

ひと通り終わったのがコチラ。


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表面がまだ荒いですが使いかけのスプレー缶だったのであまり厚く塗れず、軽く水研ぎしても塗装が剥げてしまうので研磨は省略しました。

 

ラベル貼り

塗装が済んだらそこにステッカーを作って貼るわけですが、

黒地に文字って難しいんですよね。

透明なステッカーを買ってみましたが青文字を入れても青部分が発色しないので下の画像のようになってしまいます。


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そこで、不透明タイプ(裏地が白くて透けないもの)をつかって黒ベースに青文字のステッカーを作りました。


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これだとほぼ下地と同じ色かつ、青文字がくっきり出ます。

ちなみにエフェクターの名前は【BLUES BRIGHTER】としました。本家もじりつつ音の特徴であるブライトな感じを出してみました。

まあちょっとダサいんですけど売り物じゃないし・・・

あとINTUITIVE WORKSてのは自分の自作用ブランドとして勝手につけてる名前です。

直感的な作品、みたいな意味です。

 

さて次いきます。

 

組み込み(+定数決定)

ラベル貼りが済んだので最終工程の組み込みですが、

その前に2種類買っておいたパーツを取り付けて試奏しながらどちらにするか決めて基板を完成させます。

初期型と後期型でオペアンプの帰還部分のコンデンサと抵抗が変更されています。

ここの部品が変わることによって増幅率と増幅する帯域が変わる(はず)です。

 

比較条件

ゲイン0/maxの2パターン

トーンフル

VOLUME固定

ギターはストラトを使用


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①初期型

ネットに書いてあった91〜92年生産の頃のセットです。

〈各部の定数〉

・R1:4.7kΩ

・R2:3.3kΩ

・C1:47pf

〈音の傾向〉

まあまあ歪む

高域は出るが後期より若干マイルドになる。

ハムだとゲインmaxはグチャッとするが下げ目でトーンも中間くらいだといい感じ

 

②標準セット(後期型)

プリント基板の説明書にあった数値のセットです。後期モデルと同じ値のようです。

C1はネットの情報だと10pfではなく100pfなんじゃないかという情報があったので今回は100PFを用意してみました。

〈各部の定数〉

・R1:27kΩ

・R2:33kΩ

・C1:10pf→100pf

〈音の傾向〉

ゲインが下がる

高域が出る(耳に刺さるように感じる)

ゲインMAXでもストラトだと物足りない

 

という結果になりました。

回路的に予想される音の傾向とほぼ一緒でした。

個人的には初期タイプの歪みが多いほうが弾いていて気持ちよかったのでそっちに決定しました。

スイッチで切り替えられたり、ソケットのまま気分で変えられるようにするかなと迷いましたが、選択肢が多いと迷うタイプなのであえて1個に個性を絞ります。

 

というわけで完成!


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音源も載せたいところですが今後のYou Tube用のバンドカバーなどで使うか、単体でブログ用に動画を撮るか考え中です。

 

ひとまず今回のエフェクター製作記はこれで終わりです。

また何か作りたくなったらやりたいですがネットのパーツショップの在庫が枯渇してきているようで、

パーツ集めが大変なので次回ができないかもしれません。

電子機器に使われる部品は昔ながらのリード部品はどんどん減ってきて、表面実装部品に置き換わっているので仕方のないことなんでしょうけどなんか寂しいですね。

というわけで長くなってしまいましたがBluesBreakerクローンの製作でした。

ここまで読んでくださった方、お付き合いくださりありがとうございました。

 

 

tamuranota