どうも!猫に甘噛みされるとその部分が痒くなってくるtamuranotaです!アレルギー…
さて、先日新しいカバー動画をアップしました!
製作記録も兼ねてざっと紹介します!
みどころ
今回はCDと同じ音源を目指す完コピスタイルでのバンドカバーとなっています!
忠実に再現することを目標とした音作りの過程で色々と勉強になることがありました。
パート別にポイント紹介していきます。
※以下ほとんどメモ書きです。ほぼ注釈など無いのでよくわからないかもしれませんがご了承ください。
楽器のパート紹介
・ギターバンジョー Aria SB-780G
(録音環境)
マイク:RODE NT3
マイクプリ:GoldenAgeProject PRE-73 DLX
曲の印象を決める大事な要素となっています。
この曲をやりたいが為に数年前に買っておいたギターバンジョーが遂に日の目を見ました。
ちなみに少し前のくるりのアーティスト写真を見た感じ岸田さんと同じ機種っぽいです。
マイク録音をしたのですが1回目は狙った音が収録できず完成間近に録音し直しています。
原曲と比較して共鳴音が大きすぎて遠い音になってしまっていたので2回目はサウンドホールの近くのちょっと内側を狙ってダイレクトな音になるように録音しました。
原曲はピック弾きですが、アルペジオが難しいのでサムピックをつけて指弾きしました。ストローク時は音量が大きくなりすぎるので人さし指でストロークしています。
・エレキギター AriaproⅡ LS-450
(録音環境)
録音:Helix LT(バイパス音のみ)
アンプシミュ:Amplitube(AC30モデル)
コーラスエフェクトのかかったアルペジオをひたすら弾いています。
Helix内のアンプシミュを通して録音したものの、音がうまく馴染まなかったので同時録音していたバイパス音をPC上のアンプシミュに通して音作りしました。
コーラスに加えてレスリースピーカーのエフェクトをかけてちょっとローファイな感じにしたら原曲っぽくなりました。
・ベース YAMAHA BB-434
(録音環境)
プリ:GAP PRE73 DLX
アンプシミュ:Amplitube(BA500)
ラインで録音したものにギターと同じアンプシミュレーターを使ってラインとアンプの音をミックスして使いました。
ampegのBA500のモデリングを選んでいます。
アンプの音は太すぎるのでラインをメインで半分くらいの音量でアンプを混ぜてます。
・ドラム BFD3(ドラム音源)
ドラムはポイントが多いです。
まず打ち込みのドラムでどうやって生っぽくするかが苦労しました。
ROOMマイクで部屋の残響を入れたり、
BREEDという音の被りを入れる設定をオンにしたりして、
実際のドラム録音のように「余計な音が入っている」状態を作って本物っぽく聞こえるようにしました。
これでバスドラムだけを鳴らしてもスネアから共鳴する音が聴こえる、のような状態になります。
1番の「よくある話恋の向こう側」のあたりではバスドラ+スネアの共鳴した音も聴こえます。「ドシャ」のシャの部分です。
あとは、Bメロでパーカッション的に「スネアのリムをスティックで叩く音」が入っています。クローズドリムショットとは異なる音色でドラム音源によっては入ってないのですがたまたまBFD3には入っていたので使ってみました。
原曲のような音ではないですが雰囲気は近づいたかと。
それからイントロのスネア連打の部分、かなり歪んでいるのですがここはREDD37というコンソールのプラグインで歪ませています。
インプット量をオートメーションで調整してイントロ以外では歪まないレベルまで下げてます。
・ピアノ Sampletank4(音源)
原曲は少しラフに演奏されているのでそれを打ち込みで入れるのが苦労しました。実際の音を聴きつつタイミングを微調整してそれっぽくなったと思います。
・パーカッション
パーカッションはタンバリンとシェイカー、どちらも打ち込みで済ませました。
特にポイントなし。シェイカーのアクセントがちょっと失敗。
・ハモンドオルガン
IK Multimedia HAMMOND B-3x
中央でずっと鳴っているオルガンです。
ギターと被る帯域が割とあるので邪魔しない程度に高域が残るようにドローバー(音色を決める部分)を調整しています。
(※参考までに、左から134311xxx)
あとはパーカッションをオン(soft)にして薄くアタック音が入るようにしています。
・歌
プリ:GAP PRE73 DLX
マイク:JOEMEEK JM37
歌はいつもAKGのC214を使っていますが高域が抜けすぎて今回の曲だと浮きそうだったので、以前使っていたJOEMEEKのマイクを引っ張り出してきました。
高域のシャリシャリ感が少なくナチュラルな音ですが、少し中音域が強いので、他のマイクと聴き比べたりするとラジオボイスのような印象を受けます。
改善策として、このマイクで録音したものにIKmultimediaのmic roomというマイクモデリングのエフェクトでノイマンのU87に変換して使っています。
実際のU87がどんな音かは知りませんが、JM37の特性から変化してバランスが一番よく聴こえるようになりました。
歌はちょっと明るめに歌っています。
自分は岸田さんより声が高いので原曲の歌い方は意識しないほうが自然に聴こえるみたいです。(低めに歌うとわざとらしく怒ってるみたいになる笑)
ハモリは上下ハモリを2回ずつ、メインもダブルなのでサビでは6声です。
アウトロのフェイク?部分がうまく歌えず苦労しました。 (Take me higherの後ハァ〜ウォオ〜ってなんて言ってるのかわからなくて歌詞?を聴き取って一回文字に起こしてます笑)
さてというわけでほぼメモですが時間をかけて色々やってましたよということが伝わったら…笑
投稿の宣伝&製作記録でした。
tamuranota