タムラノ駄。

音楽のはなし(動画投稿/ギター/DTM/機材関係)

投稿動画「くるり/natsuno」

どうも!暑いからといって半ズボン履くとだいたい冷えてお腹を壊すtamuranotaです。なんだかんだ長袖長ズボンが安定です。

 

 今回は久々に過去動画の振り返りをしていきます。

3本目はこちら。 

 

今回の動画

くるり/Natsuno」

アルバム「魂のゆくえ」に収録されています。

シンプルかつ日本のジメッとした夏の空気を感じられる様なバンドサウンドとサビのハーモニーが特徴的な曲です。

 

みどころ

今回のみどころは「多重録音」!

ギター伴奏とメインの歌に加え、コーラスと間奏のギターを追加で録音しています。

 

もともとYou Tubeにアップする上でのコンセプトは、「手をかけない、多少クオリティ低くても気にしない、それよりも投稿をたくさんしよう。」みたいに考えていたので、前2作もアコギ一本と歌だけでした。(厳密に言うとギターと歌は別撮りなので既に多重録音なんですが。)

とはいえこの曲の良さはコーラスにあるだろうということで3作目にして多重録音を解禁してしまったわけです。

そもそも僕自身はハモリ大好き人間なので歌1本だろうがハモリ入れようが「手をかけていない」の範疇な気もします。

間奏のギターは原曲のエレキギターのフレーズをコピーしてるんですが、こっちも耳コピで大体弾けるレベルの易しめの内容だったので言うほど手をかけてないです。

 

なんかもう要するに作業量ゼロです。

サンドウィッチマン伊達さんのゼロカロリー理論みたい)

 

こういうこと言ってるからこの後の動画でどんどんキツくなっていくわけですが…笑

ちなみに他の過去動画を見返してみるとこのギター1本と歌+α(ハモリ等)のスタイルが多いですね。

これぞtamuranotaスタイルなのかもしれないです。

 

しかしこのアコギ(Gibson J-45)いい音してるなあ。

最近は引っ越ししてアコギ弾いても苦情は来ないはずなので久々にアコギでなにかやろうかな。

ということで久々の投稿動画の紹介でした。

 

tamuranota

ネック折れの続き③

どうも!また気がついたら次の月になってましたtamuranotaです。

ネック折れの話その3です

 

前々回

https://tamuranota.hatenablog.com/entry/2022/10/20/173159

前回

https://tamuranota.hatenablog.com/entry/2023/05/14/225901

 

前回のボリュート加工が済んだところからです。

 

塗装

加工した箇所に同じ色になるよう塗装をしていきます。とは言うものの木材の種類も塗料も違うのでまるっきり一緒にはできません。

なるべく近い色でパッと見で分からなければヨシとして作業を進めます。

 

塗料は着色を水性ポアーステイン、そこへ水性サンディングシーラーを塗った上にトップコートに水性ウレタンニスを使います。初心者でも扱いやすい組み合わせだと思いますが、仕上がりは吹付けより劣ります。スプレーガンとかあったらなあ。

 

ステイン着色

赤と青を混ぜてやや紫がかった赤を作り、ボリュート加工時に切り落とした木材で塗った後の色を確認していきます。

 

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そして着色。乾かして色を確認しつつ何度か塗り重ねます。


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木材が濡れて乾くと表面がザラザラするので少し研磨して次の工程へ。

 

最初の失敗。

ステインで大体いい感じかなと思ったのでシーラーで上塗りしてみると、思ったより薄い。色が明るく見えてちょっと微妙な感じが気に入らない。

そこでやめれば良いのに、ちょっとでも濃くなればとローズ系のウレタンニスとクリアを混ぜて追加で塗ってしまったために今度は茶色っぽくなってしまいました。(写真)

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ここで少し心が折れ、ギターやらベースのパーツ交換に走りました。

 

1ヶ月後…

 

放置、悪化。 

いじるギターもなくなってしまい部屋の模様替えもやりきったのでついに作業を再開することに。

赤が薄くてちょっと茶色い状態をなんとかできないか考えた結果、プラモ用の水性塗料を買ってきました。

クリアレッドとブルーを混ぜて紫系の色を作り、やすりがけしたクリア層の上に塗り足していきます。

この時点での色はいい感じでした。
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が…塗っていくと


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もう最悪です。ただの茶色です。

何ででしょうか?紫に調色したのに。茶色がどんどん強くなるばかりで完全に失敗しました。

 

一か八か塗装を剥いで戻れるか賭けに出ましたが、もうムラが残るばかりで収集がつきません。


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また心が折れました。

 

20日後…

 

塗装。

どうも!飼い猫に追いかけられるのが快感になってきましたtamuranotaです!

リュート加工が終わったので塗装をして行きたいと思います!

(無かったことにしたい)


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はい。仕切り直しです。全部落としました。

今度はステインを念入りに刷り込み、濃いめに塗っていきます。


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続いてサンディングシーラーで凹凸と木の導管を埋めます。


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シーラー塗る→研磨、を何度もやって表面を均していきます。

完了したら、ついにクリア塗装。

ハケ塗りなので跡が出ないように注意して何度か塗り重ねます。1000番くらいのヤスリで研磨して、また塗ってを繰り返して塗膜を少し厚めにしていきます。

塗装できたら数日放置して乾燥させます。

 

研磨→組み込み

塗装が終わったら1000番→1500番→2000番の順に水研ぎして、最後にコンパウンドでピカピカになるように研磨します。

塗料の違いか、削りすぎてシーラー層が出てしまっているのかクリア層でムラになってきたので程々のところで研磨を止めておきました。


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そしてパーツを組み込み!(写真がないのでいきなり完成!)


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どうでしょうか?色合いは近く見えますし、ボリュートも映えます。

普段見る角度だともうわかりません。


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当て木部分との継ぎ目の部分が微妙に凹んでいたり研磨が不十分だったりしますがひとまず使用に問題はないので完成ということにします。

 

ネック修理してみた感想

今回DIYでネック折れ修理をしました。店に頼めばもっとしっかりしたものになったとは思いますが、良い経験にもなったし大事なギターを自分の手で直せたことで愛着も湧きました。

木材の加工は初めてにしてはずいぶんうまく行ったのが個人的に嬉しかったです。

もし次があれば塗装のレベルを上げられるかが課題ですね。

そして久しぶりに弾いてみたらやっぱりこのギターいい音します。また今後の制作で活躍してくれることでしょう!

 

というわけで長文のお付き合いありがとうございました。

ではまた。

 

 

tamuranota

 

 

 

 

 

 

ネック折れの続き②

どうも!気がついたら5月になってましたtamuranotaです。

 

今回はネック折れの修理の話です。

記事にしてなかったんですがもう修理は完了しました。(昨日)

途中1,2ヶ月放置したりやり直したりしたので随分時間がかかってしまいました。半年近い?

記事は今回とその次でまとめようと思います。

 

ということで前回の続きから。

セミアコのネック折れの続き - タムラノ駄。

 

ひとまず接着は無事に終わり、おそらく弦を張っても問題ない状態になりました。

塗装が浮いているのでわかりにくいですが木部分はガッチリくっついています。


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次は、ネックに補強材を貼り付けてさらにネックの形状に厚みを持たせるボリュート加工をやっていきます。

 

リュート加工の例(AriaproⅡ LS-450)

ネックの裏が山なりになってるのがボリュートです。

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工程を考える

補強材の貼り付けは、強度を確保するためにネックを丸く削り取って、そこへ同じ形のブロックを接着する方法をとります。通常は木工機械などを使用しますが、今回は手作業なのでいろいろと手間がかかります。以下、工程をまとめてみました。

 

①補強材の加工

②加工した補強材に紙やすりを張り付けて型を取るようにネック側を加工。

③接着

④補強材をボリュート加工

 

①補強材の加工

ギターの材料が買えるサイトでアフリカンマホガニーのブロックを購入しました。

若干、木材の色味が違ったのでネック側のマホガニーホンジュラスマホガニーとかなのかもしれませんが、とりあえずマホガニーなので音質的には変化しないはず。

節というか色の濃い部分が多く、最終的に木目が見えても綺麗そうな部分が残るように加工します。


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まずは補強材の方を丸く加工(アール加工)します。

とあるブログで紹介されていた加工方法を参考にさせてもらいました。

塩ビパイプの内側に紙やすりを貼り付け、内側の形状に合わせて削るというものです。


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直径10cmくらいの塩ビパイプに#80の紙やすりを貼り付け。ちょうどいい大きさに補強材を切り出し、最初だけノコと木工やすりでかるく角を落として、あとはひたすらパイプの中で削ります。

 

徐々に紙やすりの番手を#120→#320番くらいまで上げて、表面を滑らかにします。

このあと接着もするのでツルツルにはせずほどほどに。

こんな感じにできました。


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②ネックの加工

今度は補強材に紙やすりを貼り付けてネックを削っていきます。

当て木を貼り付けて同じ位置を一定に削れるように注意します。



強度に関わるところなので密着が命です。ずれないように細心の注意を払います。

でも手作業なのでどうしてもずれてくるので手の感覚で斜めになっているところなどを直していきます。曲面は難しいですが横方向は定規を当てて凹凸を確認しました。



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写真のような感じでトラスロッドが少しだけ見えるくらいの深さまで削り込みました。

あんまり深いとトラスロッドに接着剤が流れてロッドが固まってしまうので注意です。

ちなみに折れた箇所を接着した線が見えないところを見るにかなりしっかり接着できているみたいで一安心。

 

しかしまあ、このギターネックがめちゃくちゃ薄いし、トラスロッドの部分はえぐれていることを考えると折れた部分は本当に強度がない部分だったんだと改めて納得。もっと注意して取り扱うべきでした。

 

③接着

タイトボンドを塗って、当て木して万力でがっちり固定します。

数日放置したら万力を外して接着強度をチェック。


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手で持ってもはがれないのでOKですね。(当然ですがボディは机の上です。)

 

④補強材の加工

ひとまずネックよりはみ出した部分はのこぎりで落とします。

 

そして木工ナイフやらやすりやらを使って整形していきます。

めちゃくちゃ大変でした。マホガニーは柔らかいのでまだマシだったのかもしれませんが。

加工風景ダイジェスト。


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そんなこんなで成型完了。

写真の日付を見たらこの日はクリスマス(2022/12/25)でした。

今もう、5月ですね。何をしていたんだろう・・・?

 

次回は最終章、「失敗!放置!塗装、組み込み編」です。

 

tamuranota

 

ARIAPROⅡ LS-450の電装系を交換

どうも!歪んだ音を作ろうと普段使ってない組み合わせで音作りをしていたらいつの間にか普段のセッティングに戻ってましたtamuranotaです。

 

さて、前回購入したアリアプロⅡのレスポールタイプLS-450(推定)の電装系のパーツを交換したので紹介したいと思います。

ちなみに目的としては基板配線+経年劣化した部品を交換するとどういう変化をするのか、という実験と延命のためです。

 

1.交換した部品

今回はピックアップ以外のボリュームPOT、トーンPOT、コンデンサ、電線、トグルスイッチ、OUTPUTジャックを交換します。

 

2.部品の選定

購入はいつものサウンドハウスで。

定番のパーツで構成するつもりでしたがPOTだけ在庫の関係でメーカーが分かれました。

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【POT】

CTS 500kΩ Bカーブ(VOLUME)

・ALPHA 500kΩ Aカーブ(TONE)

CTSだけで構成するつもりでしたがAカーブがなかったのでALPHAに。

 

【トグルスイッチ】

GIBSON(SwitchCraft) 3WAY

Montreuxのトグルスイッチは海外の部品不足のせいかアホみたいな値段に高騰していて断念。

困っていたらGIBSON純正が半値くらいでした。どっちもSwitchCraftなんですけどね。

ロングタイプなのでボディの厚みが足りないと裏のフタが閉まりません。スイッチクラフトの公式サイトで図面を見てサイズを確認しました。

ちなみに、標準でディープナットなのでレスポール使っている人はオススメです。

 

コンデンサ

ヒグチ電子(HGC)オイルコンデンサ0.022uF

SCADから出ているオイルコンデンサ

前回ヤマハのベースに使って音質も良さげだったのと見た目が国産ビンテージっぽくてアリアに似合いそうだったので採用。

 

【配線材】

SCAD ブレイデットワイヤー 1m

網線にクロスワイヤーが入ったもので、レスポールの配線には古くから使われています。

手持ちで残っていたMontreuxの配線材と合わせて使います。

製造元は不明。

 

【ジャック】

SwitchCraft #11

ド定番のモノラルジャックです。

 

 

3.交換作業

まずは古いパーツを全部外します。

TONEのポットに緑青が出ていました。
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緑青(ろくしょう)は銅に発生するサビで、生成物は絶縁物なので接点などに発生すると接触不良に至ることもあるみたいです。このギターは基板配線なので、緑青が基板に出ると銅箔パターンが断線する可能性もあります。

押し入れに入れられていたか、長い年月をかけてサビていったのか。OUTPUTジャックに近いので外の空気に触れることが多かったのかな。

いずれにせよそのままにはできないので全交換です。

 


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ピックアップの配線(引き出し線)の内部にも緑青が出ていました。アースの線をふき取ると緑色の粉が。

今回ピックアップの配線は替えないので断線する前に対処したほうがいいかもしれないですね。

 

各ポットとコンデンサを取り付け。
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網線を単線でまとめるオールドスタイルでトグルスイッチ側も配線します。
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スイッチクラフトのトグルスイッチは写真左の真ん中の端子がアースです。ネットの回路図では右側の2本がアースになっているものがあります。ご注意。

 

というわけで完成。
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4.音の比較

改造前後とEpihoneレスポールの比較音源を録音しました。

接続順は、

ギター→オーディオIF→PC内のアンプシミュ(Tonex)となっています。

ラインの音そのままだと差がわずかなので、差を増幅する目的であえて歪ませています。(マーシャル系アンプ使用)

ピックアップはわかりやすいのでリアのみです。

 

改造前のLS-450

改造後のLS-450

Epiphoneのレスポール(ピックアップはセイモアダンカンのSH-1)

 

LS-450はピックアップが同じなのでほとんど変化はないですが、改造後は高域がすこし落ち着いて、低域がでてきています。アースの取り方が変わったので導電塗料を塗った時のような変化に近い現象が起きたのかなと予想してます。

もしくは、改造前は電線の腐食などでアースラインの抵抗値が上がってハイパスフィルタのように作用していたのかもしれません。交換して本来の低域が戻ってきた感じ。

いずれにせよ低域がよく出てバランスが良くなったように感じるので良い方向に改善されたと思います。

 

Epiphoneだけ音が全然違いますね。中音域があって、エア感というか少しホロウ感のある音に感じます。LS-450の方が締まっているというか。

ピックアップの違いか、ボディの重量が結構違うので構造や木材なども関係している気がします。

EpiphoneからSH-1をはずしてLS-450に付けたらどうなるのかちょっと試してみたい気もしますが、ほかにもいろいろとやることがあるので当面はこの状態で使ってみようと思います。

 

というわけで改造の記録でした。

 

tamuranota

 

 

 

 

 

 

 

 

【MNG】ジャパビンギター?ただの古いギター?

どうも!アップしてる動画に何度か同じ方からコメント頂いて嬉しいtamuranotaです。

通りすがり的なコメントも嬉しいですけど違う動画も見てくれてるんだな〜とわかるとほんとに嬉しいですね。

 

さて、またも気になるギターを見つけてしまいました。見つけたっていうか、もう買っちゃったんですけど…

それがコチラ!
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AriaproⅡのレスポールタイプです。ブラウンサンバーストのレスポールが欲しくてヤフオクをウロウロしていたら出会ってしまいました。

 

・どんなギター?

おそらく、AriaproⅡのLS-450というギターだと思われます。

商品説明には型名不明となっていていたので入札前に調べて、予想ではLS-400か450だろうと思っていましたが、届いた現物を見て450の方だろうという結論に至りました。

 

AriaproⅡブランドからレスポールタイプが発売されていたのは70年代後半からの数年間。(現在はBLITZ名義)

当時のカタログを調べてみると、76年〜78年頃にかけてかなりスペック変更されて進化していったようです。(毎年スペックが変わっているのである意味特定しやすくなっていました)

このギターの主なスペックは、

ボディ:メイプル+マホガニー

    メイプルトップが積層

ネック:マホガニー

ピックアップ:AriaproⅡオリジナルのALNICO-V

ペグ:オリジナル機構のMG-35G

 

この情報と照らし合わせると77年のカタログにあったLS-450がおそらくそうだろうという結論に至りました。シリアルナンバーが無いので詳細な製造年は不明ですが少なくとも40年くらい前のギターだと思われます。これもジャパンビンテージって言っていいのかな?

シリアルが入るようになるのが78年以降のモデルのようです。

 

ちなみに誰にも入札されず普通に買えました。

たぶん相場の倍くらいしてたんだと思います。とはいえ昨今の国産ギターの高騰ぶりからすれば全然安いと思うんですが。定価以下だったし。

当時の定価で4万円台のクラスなので、ジャパンビンテージ買うならもうちょっと上のクラスが良いって人は見向きもしないのかも。

グレコとかトーカイなら話は違うんでしょうけど。

 

製造は国産ギター界隈で有名なマツモク工業。パーツは当時のオリジナルのままのようです。

ペグもオリジナルで、トルク調整が専用のレンチでしか調整できないのでカタログの図を見ながら即席でレンチを作ってみました。

材料は家具の組み立てについてきた薄い板状のレンチです。


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こんな風にペグの穴に引っ掛けて使います。

 

 

メイプルトップの部分が薄板を積層したソリッドボディになっています。

この頃のコピーモデルは内部が空洞になっているハリボテ構造が多かったようで、アリアはそこを改善しつつ、コストを抑えるためにこのような構造を開発したみたいです。上位機種は削り出しトップだったのでコストがかかる作業だったんでしょう。

買う前に調べた時点で空洞or積層だろうとは思っていたので中身の詰まった構造でひと安心でした。流石に空洞ではホローボディのような音になってしまうのだとか。

 

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・入手の経緯

今まではヤフオクで投げ売りされていたEpiphoneのレスポールをセイモアダンカンのピックアップに交換して使っていました。

ただ、音はかなり良くなったものの、そもそも木材が軽いというかハコモノ感がどうも違和感があって今ひとつしっくり来ない。

それと、色がずっと気に入らなくてトラ杢の突板を剥がして自分で塗り直して見ましたがやっぱり愛着は湧かず…。

本当に好きな色はブラウン系のサンバーストにバックもブラウンの塗装という組み合わせなのでいつか自分の好きなカラーで、ギブソンレスポールを買ってやろうと考えていました。

が、たまたまヤフオクをみていたら今回のギターを見つけてしまったのです。

 

また中途半端な物を買ってしまったら後悔するのではと思って結構悩んだのですが結局ひとつの結論に至りました。

それは「いじりがいのある方が楽しいだろう」ということ。

ギブソンだっていじれるんですがそれより安めのギターで好きにやる方が気が楽だし目に見えて良くなるのでわかりやすいんですよね。

ギブソンは所有欲を満たしたくなったらまた考えるとして今回はただ好きな色のギターを改造しながら好みのギターを作っていきたい気持ちが勝ちました。

 

・弾いてみた感想

重量がエピフォンと比べるとずっしりしています。メイプルが重いのかな。積層とはいえしっかり詰まっている感じ。

ネックは太くなくて今まで使ってきたギターと持ち替えても違和感がなく、しっかりとした感触があります。

一番驚いたのがピックアップ。もっとこもった音がするのかと思いきやアタック感のあるジャキッとした音でした。相対的に低音は締まって聴こえるけどしっかり太い音は出てます。歪ませてジャーンとすると幸せになれます(笑)

 

・今後の改造予定

エピフォンと比べてみて明らかに生音からしてソリッドな音なので木材の重さなども関係してそうですが、ひとまずピックアップは交換する必要なさそうです。

ペグも機能的には問題ないのでひとまずそのまま。

ナットがチューニング中にピキーンとしてしまうのとプラスチックだと思うので余っている牛骨ナットで交換してみようと思います。

フレットはどうやらすり合わせしてありそうなので特に触る予定なし。凹みもなくピカピカです。

電装系はポットの一部に緑青がでていたのと、基板を使った配線なので信号ラインのロスやハンダ付の経年劣化を考えて基板なし配線に交換します。

ひとまずはこんなところです。音が本当に良かったので今回は安物買いの銭失いにはならずにすみそうです(笑)

長くなってしまいましたがここまで読んでくださった方

お付き合いありがとうございました。

さて弾くぞー

 

tamuranota

 

BB434の配線直し&コンデンサ交換

 

どうも!新品よりジャンクを探しがちなtamuranotaです。

 

そんな自分が新品でYAMAHAのBB434というベースを買ったわけですが。

YAMAHA BB434を手に入れた! - タムラノ駄。

 

配線のごちゃごちゃが気になっていたので配線材とコンデンサを交換してみました。

 

1.配線取り外し

まずは部品を取り外します。接続は写真に撮るかメモしておいて戻せるようにしておきます。

とはいえ2VOL-1TONEの一般的な回路なので何色がどこから来ているかだけ分かればどうにでもなるんですけどね。

 

各ポットを取り外して配線材を取り除きます。

写真は元の配線です。

焦げているところがあったり、はんだ付けがちょっと怪しいところがあったりちょっと雑な感じが否めませんが、安価なものはこういうところに値段の差が出ますね。


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2.配線取り付け

配線材は手持ちのBELDENの8503を使います。

エフェクターを作るときに買っておいた残りです。

ジャックに繋がる部分だけクロスワイヤーを使ってみました。意味はありません。

かっこいいだけです。


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さていきなり配線が完成です。写真を取り忘れました。


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この時点ではコンデンサがなかったので元々ついていたやつそのままです。

 

3.コンデンサの選定

コンデンサはSCUDのオイルコンデンサにしてみました。

(ヒグチ電子(HGC)オイルコンデンサ0.022uF)

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ギター/ベース用のコンデンサって数十円〜の安物から数千円もする高いやつまでありますが

このオイルコンデンサは680円と比較的買いやすいお値段かつ評判も良かったので試してみることにしてみました。

 

元々ついていたコンデンサの容量は0.047uFでしたがTONEをちょっと回すだけでこもりすぎるので

容量は下げてみることに。

購入前に手持ちのフィルムコンデンサでいくつか試してみて、最終的に0.022uFで落ち着きました。

TONEが全開のときは高域が出すぎるかもしれませんが、せっかくコンデンサを交換するので常にちょっと絞った状態にして使うつもりなので問題なしです。

 

4.コンデンサ交換

というわけでコンデンサをサクッと交換。

大きいのでリードは長いまま隙間に押し込めました。

キャビティに導電塗料も塗られているので接触しない様にリードは熱収縮チューブでしっかり絶縁してます。


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5.音の変化は

配線変えただけでは正直ほぼ変化なしでした。

コンデンサはTONEの効き目が浅くなって程よく高域がカットできるようになりました。

 

というわけで配線とコンデンサ交換の記録でした。

 

tamuranota

 

 

今年をふり返るほどの出来事ってあったかな

どうも!古いエフェクターを売ろうと思って音出ししたら意外と良くて「まあ、もうちょっとだけ置いとくか」みたいな状態になってますtamuranotaです。

 

気がついたらもう2022年もあと2日になってしまいましたね。

今年も色々あったなあ・・・

 

あったっけ?なにしてたっけ?

 

というわけで今年の出来事を色々振り返ってみつつ来年の目標など考えてみようと思います。

 

1.個人の出来事

これが一番大きな出来事だったんですが家を購入しまして。

引っ越しが3月頃だったのでその前後とても忙しかったです。

しかし、そこそこ大きな音を出しても大丈夫になって賃貸ではできなかったアコギ録音もできるようになりました。

さすがにお隣さんはいるのでギターアンプの音量は上げられてないですが…笑

1年経ってやっと落ち着いてきたので来年はどんどんやっていきたいですね!

 

あと猫を買い始めました。可愛いです。以上

 

個人のトピックス少ないな!笑

 

2.機材とか

機材もいろいろと手に入れました。

 

【ギター&ベース】

Epiphone SG(ギター)

YAMAHA BB434(ベース)

TOKAI CE-400(アコギ)

 

ちなみにCE-400は親戚からの預かり物なんですがTOKAIキャッツアイの話の続きをブログでするの忘れてますね。

 

いま簡単に書くと、妻の大伯父?がキャッツアイの製作者だったっていうなかなか衝撃の事実なんですけど(笑)まあそれはそのうちまとめるとして。

 

続いては

 

エフェクター&アンプ】

 

VOX AV15

Vin-antique ppse79

 

引っ越してすぐアンプを買いました。

真空管を組み込んだフルアナログ回路でヘッドフォン端子はアンプシミュレーターになっているので音良し、使い勝手良しの練習用アンプになってます。

 

PPSE79は京都のビルダーさんが製作しているオーバードライブのペダルです。

 

前々から気になっていたのですがついこないだやっと購入しました。買ってよかったなと思えるペダルでした。今度レビューしてみようかな。

 

【ソフトとかその他】

 

Synthesizer V(夏色花梨)

Cubase10→12

Waves Diamond v9→v14

その他 プラグインいろいろ

 

アップデートやらセール品やら買いましたが一番はSynthesizer Vですかね。いわゆる歌声合成ソフトウェアです。

 

VOCALOIDでも良かったんですが、より人間らしく歌えるほうのソフトにしてみました。

 

今のところ人生初の作曲に取り組んでいるのでいつ完成するかわかりませんが、一応ボカロPデビューが来年の目標です。

 

VOCALOID以外でもボカロPって言っていいんでしょうか?)

 

3.You Tube動画

You Tubeの動画的には1本だけのアップになってしまいました。

ちなみにショート動画は3本。

それでもチャンネル登録者数はちょこちょこ増えています。ありがたい。

好きなことしかしてないですが

お、頑張ってるじゃん、いいじゃん

と思ってもらえる投稿をしていきたいですね。

 

本当は若者のすべてをやりたかったけど

やはりあの世界観は生半可なコピーでは出ないですね。いつか完コピを目指したいものです。

 

ショートでやってみた「#1分くるり」(無編集で1コーラス歌いきる)は面白かったのでまたやってみようと思います。

1分でまとまるようにアレンジするのも面白いかも?

あと旅の途中はフルでアコースティックカバー作ろうかな。

過去にフルコピしたことがあるんですが別名義で出しちゃってるのでそっちを非公開にして手直ししてアップし直すのもアリかなと思ってます。

 

それから広告のつもりでアップ済み動画の切り抜きも作ってみました。エイプリルが結構伸びたので他の動画もやってみたいです。

 

来年やりたいのは

バンドカバーがリバー

アコースティックカバーが、ばらの花、birthday(くるり

弾き語り(+α)カバーがエイリアンズ

などを考えてます。きっと全部は無理(笑)

あとはボカロ曲と別にオリジナル曲もやれたらなーと思ってます。

 

4.DIY的なこと

Blues Breakerの自作

ギターのネック折れ修理

ウクレレのナット調整

キャッツアイ(CE-800)の修理など

 

今年は久しぶりにエフェクターを自作しました。今後出番はあるかわからないですが楽しかったので良し。

あとは修理ですね。ネック修理は残すところ塗装のみですが色の調整をするために色々と実験をしようと思います。別記事にする予定。

CE-800はトップ割れの接着をやってみましたが結局ちょっと失敗。弾ける状態ではあるので問題はないですがもう一回やり直そうか迷ってます。

ギターいじりは常にしている状態なので来年も色々やることになりそうです。

ぶっちゃけ弾くよりいじってる方が楽しい…(笑)

 

さてざっと振り返ってみたところやりかけのことが結構ありますね。来年はこれをどんどん完成、または形にして行けたらと思います。

 

楽しい一年にしたいなー!

それでは皆様良いお年を〜!

 

tamuranota